「はぁ、しょうがねぇ……行くか」



諦めたらしい海斗はため息をつくと、ドアに向かって歩き出した。



「うん、皆何か欲しいのある?」



「僕もアイス~ゆみりんが良さそうと思ったのでいいよ」



「じゃあ、10個くらい何でもいいから買ってきてもらえるかな?また行かなくてもいいようにね」



「はーい、じゃあいってきます」



陽と朔の注文を受けて、海斗の後を追う。



「いってらっしゃい」



「気をつけてね~」



暑いのは嫌だけどアイスのためだ。



そう意気込み出た外は予想以上に蒸し暑かった。



「うわっ、何か纏わりつく感じだな」



「本当に……」



コンビニは近いためボチボチ歩いていく。