口籠もってしまったため、どうしようかと思っていると見覚えのある顔を見つけた。
「毅~!」
見覚えのある顔は毅。
他の子達に指示を出し終えて、辺りを見回しているところに声を掛ける。
「すいません、こいつ等が何か失礼なことでもしましたか?」
慌ててこちらへ駆け寄ってきた毅は、この2人が何か失態をしたのでは…と血相を変えている。
「ううん、2人は助けてくれようとしただけだよ。それよりね、毅は私の事なんて呼んでる?」
「そうですか………由美さんです」
何もないと聞いた毅はホッとため息をつき、首を傾げながらも名前で呼んでくれた。


