Light of hope Ⅰ【完】





そんな陽を無視して、朔がポツリと独り言のように呟く。



「だいぶ日が傾いてきたね」



気がつけば日はかなり落ちてきていた。



「そろそろ帰ったほうがいいか……帰るから片付けを始めるよ!」



朔の掛け声と共に銀狼の皆が動き出した。



流石にいじけていた陽も動き出す。



私も手伝おうとパラソルに手をかけると、近くにいた2人が慌てて駆け寄ってきた。



「姫っ、俺達がやります!」



また姫って………。



「姫じゃなくて名前で呼んで?」



「え?い、いやそれは………」



「ちょっと……無理かと…」



名前で呼んで欲しくてお願いをすると、いつかの毅のように急にもごもごと口籠もってしまった。