「おいし~、ありがとゆみりん」
「どう致しまして」
満面の笑みで喜ぶ陽を見て、私まで自然と笑顔になる。
「陽も買いに行けば?」
そんな陽に海斗は、海の家に視線を向けながら呆れたようにかき氷を買いに行くように促す。
「うーんそうなんだけど、もうゆみりんに貰ったからいいや」
貰ったって言っても1口しか食べてないよ?あれだけで足りるとは思えないし…。
「陽、もっといる?」
「ううん、ゆみりんの分が無くなっちゃうからいいよ……ありがとね」
「そうそう、ほっとけばいいって」
私に気を使って断る陽をバッサリと切り捨てる海斗。
「海斗酷いよ~」
そんな海斗に陽は泣きまねをしながら縋り付き、それを海斗は鬱陶しそうに振り払っている。
……コントを見てるみたい。海斗と陽って案外いいコンビだよね。


