………え? 消え去った……いや、取られたであろう方を向くと、蓮が不敵に笑って私の鞄を見せてきた。 「蓮、返して。財布がまだ入ってるの」 「素直に奢られてろ。ほら、海斗と行ってこい」 「うー……はい。ありがと」 横暴な蓮に唸って抵抗していると、行くよな?という怖い目と笑みを送られたので、頷いてしまった。 すると、さっきの表情から一変して優しい笑みを浮かべた。 ………ずるい、カッコよさすぎる。 そんな蓮と後ろで笑っている朔に見送られて、海斗と共にかき氷が売っている海の家に向かった。