Light of hope Ⅰ【完】





「おまたせー」



そういえば約束の相手って誰?私がいたら嫌がるんじゃないのかな。



「遅ぇ」



「珍しいね、陽が遅れるなんて。いつもは海斗が遅れるのに」



「うるせぇ、俺だっていつも遅れてるわけじゃねぇし」



聞き覚えがある声がするんだけど……。



嫌な予感しかしなくて1歩後ずさる。



「ごめんね、ゆみりんと来たから遅れたんだよ」



「は、ゆみりん?誰だそりゃ、まさか女じゃねぇだろうな」



「女の子だよ」



「ふざけんな、女なんて連れて来るんじゃねぇ!!」



海斗と呼ばれた男が呑気に話す陽に食ってかかる。



「まぁまぁ、ほらゆみりんおいで」



いやいや、無理!



首を横に激しく振りながら抵抗するも、腕を引かれてあっさりと屋上へと足を踏み入れてしまった。