Light of hope Ⅰ【完】





『何あいつ、陽様と手なんか繋いでるし』



『最悪、ブスのくせに調子のんじゃねぇよ』



陽の後について屋上へと向かう間、女子から鋭い視線と殺気を受けた。



さすがレディースに入ってるだけある。



そこらの弱い男よりも恐ろしいね。



「ごめんね?僕が一緒にいるから…」



急に謝られた理由は分かりきっているが、私はそんなことを一々気にしない。



それを伝えるため繋いだ手に力を入れる。



「何で謝るの?陽は悪いことしてんないんだから謝る必要ないよ」



「でも…」



「いいんだよ、そんなに気にならないからね」



「うん、ありがと」



陽の顔が綻ぶと、ちょうど屋上へと通じるドアが見えた。



「あ、着いたよ」



少々錆び付いたドアが重々しい音を立ててゆっくりと開いていく。