「本当だよ……確認する?」
「……いい、隠したいんだろ」
本当に銀狼の皆は温かい。
聞かれたくない事だと分かったのだろう……傷について深く追求しようとはしなかった。
「ありがとう。じゃあ行ってくるね」
「いってらっしゃい、気をつけてね」
朔に見送られて歩き出すと、いつの間にか復活した陽もスキップをしながらついて来た。
「僕も行く~」
結局、海斗と陽と私の3人で泳ぎに行く事になった。
「シャ~チ、シャチ~」
「そんなに嬉しいのかよ」
「うん!ゆみりんも遊ぼうね」
「うん、楽しみ」
大きなシャチを振り回しながら歩く陽に苦笑を漏らしながらも、久しぶりの海にワクワクを抑えられそうにない。


