「うわー、やっぱり凄いね…似合ってるよ」
陽はそれだけ言うと顔を背けた。
そんなに見れない身体かな?
仕方がないから陽はほっておいて未だに顔が赤い海斗と海に行こうとしたら、横から伸びてきた腕に引き止められた。
「蓮、どうかしたの?」
「…その横腹どうした」
私の脇腹に鋭い視線を向けながら、地を這うような低い声を出す。
横腹といえばあの傷があるところだ。
今日の対処をどうしようか迷ったが、結局肌色の保護テープを貼って来た。
だから怪我をしたんだと勘違いをしたのだろう。
「古傷がここにあるんだけど、結構大きいからカモフラージュのために貼ってきたの」
「本当だろうな」
半信半疑のようで、微妙に疑いの眼差しを向けてくる。


