「はぁ、美味し」
かなり喉が渇いていたからか、ペットボトルの半分まで減ってしまった。
残った水をチェアの横に置くと、目を輝かせた海斗が話しかけてきた。
「由美、泳ぎに行こうぜ」
「ん、そうだね」
もう家で水着は着てきたから、後はパーカーを脱ぐだけだ。
なのでパーカーは脱いでビーチチェアに掛けておいた。
皆は買い物の日に尾行してきたから、水着はどんなのか知っている。
それにも関わらず、何故か店での時と同じように顔を赤く染めた海斗と陽。
「由美、似合ってる」
「ふふっ、ありがと」
蓮に褒められると、お世辞でも嬉しいと思う。
だが、そんな蓮の顔も薄らとだが赤く染まっている……ような気がする…?
加えて蓮の後ろにいる朔がどうしても気になる。
……何であんなに笑いを堪えてるの?
多分蓮を見て笑ってる?朔の笑いのツボってよく分からないんだよね。


