Light of hope Ⅰ【完】





「シャチなんてよく持ってたね」



「うん、朔が持って来てくれた!」



朔か……本当に準備がいいね。それに陽が喜びそうな物をよく知っている。



そんな陽を見て私の気分も上がってくると、異常に喉が渇いていることに気がついた。



2時間も車の中にいて、何も飲まなかったから当たり前か。



「朔、何か飲むものってある?」



ビーチチェアに座って寛いでいた朔は、荷物の影からクーラーボックスを取り出してきた。



「うーん、水とお茶しかないけどどうする?買ってこようか?」



「ううん、水でいいよ。ありがと」



朔から水を受け取ると、空いていたビーチチェアに腰掛けて冷たい水を一気に喉へと流し込む。