Light of hope Ⅰ【完】



特にやることもなく暇に任せて窓の外をぼーっと眺めていると、バイブの音が聞こえてきた。



発信源は陽で携帯を見て、そういえばと呟き肩を落とした。



「屋上行かないといけないんだった。やだな、もっとゆみりんと話したかったのに…」



「私よりも用事が優先でしょ、いってらっしゃい」



手をヒラヒラと振ったが、急に何か思いついたように目を輝かせる。



「ゆみりんもおいで、きっと気に入るよ?気持ちいいからね」



「え?いやいや、遠慮しとくよ」



「まぁまぁ、遠慮しないでレッツゴー!」



拒否したつもりが強引にずるずると引きずられて、連れて行かれる。



こんなに可愛い顔をしていても陽は男、行きたくないと踏ん張るが意味がない。



女の子より可愛いくせに…ついて行かないと腕が外れそう。



ため息を1つ零して、自分の意思で歩き出す。



だが、この後ついていったことをかなり後悔することになる。