「ふう、もうそろそろ上に行こうかな……何も言わずに来ちゃったし」 「え!?や、やばいですよ」 もうそろそろ上に戻ろうかと腰を上げると、急に慌て出した毅を不思議に思った。 てっきり蓮達に一言声を掛けて降りてきたと思っていたのだろう。 それにしても、何をそんなに慌ててるんだろう?蓮達にな何も言わずに来ちゃったこと? 「何がやば…… 『バァーンッ』 ……え?」 そんなに慌てる理由は何か聞こうと口を開くと、凄い音がしたので音のした方……つまり上を見ると鬼の形相の蓮が仁王立ちをしていた。