そういえば……、 「海斗、服貸してくれてありがと」 海斗のだと教えてもらったスウェットを、ツンツンと引っ張ってみせる。 「おう、俺が一番背が近いもんな」 海斗の返事にニコニコしていると、蓮が盛大に舌打ちをして、海斗を睨みつける。 「だから落ち着けって、それくらいは我慢してよ」 「無理だ」 朔が呆れたように声をかけると、蓮は不貞腐れたようにそっぽを向いてしまった。 そんなやり取りを見た海斗と陽は、納得したように頷くと蓮に聞こえないようにボソボソと呟き始めた。