ショッピングモールから倉庫まではだいぶ時間がかかった。
だが、その間誰1人として口を開かなかったのは、蓮の醸し出すどす黒いオーラの所為だろう。
……何でこんなに怒ってるの?まだ何か怒る要素が残ってた?
「あ、あの……着きました」
運転手も声を掛けずらかったのだろう、どもりながら恐る恐るといった感じだ。
そんな運転手に構わず、蓮は無言で車を降りて倉庫へと足を進めた。
私は歩いて行く蓮に引っ張られながら後に続く。
そのままいつもの部屋に入り、総長専用ソファーに座ると思いきや、そのソファーをスルーして奥の扉へと歩いて行く。
「ちょ、蓮……どこ行くの?」
慌てる私を無視し、扉の先へと足を踏み入れた。


