まずは、陽がたっちゃんへ殴りかかる。
「ははっ、タイマンで勝とうなんざ無理な話だな。俺はそんなに甘くねぇ……よっ!!」
たっちゃんはそれを軽くあしらい、背中に蹴りをいれた。
「っーー」
その間に海斗が來ちゃんと私の方へと来ようとするが、たっちゃんが陽を蹴った勢いのまま回し蹴りを繰り出す。
「ぐぅっ」
時間にして僅か数秒、たっちゃんの手によっていとも簡単に陽と海斗の幹部2人が地に伏した。
「なっ!?」
「………」
朔は信じられない物を見たように驚いたが、蓮は尚も2人を睨みつけている。
「ふーん、呆気なかったな」
そう言うたっちゃんに抗議しようとしたが、口を來ちゃんに塞がれ出来なかった。
「んんっ……」
そんな2人の行動の真意が分かったので、少し抵抗するフリをすると來ちゃんはよくやった、とでも言うようにニヤリと笑った。


