蓮はソファーで寝ており、朔はパソコンと向かい合っている。
「ゆみりーん、早くやろ!!」
「はいはーい、ちょっと待ってね」
蓮達を観察していると、陽から催促されてゲームへと意識を向ける。
ゲーム機にマリカを入れ、私も定位置につく。
マリカを始めて、数十分……。
「あっ!!また落ちたー」
「あはは、お約束だね」
「ふん、俺を落とそうなんて百年早いんだよ」
海斗が加わり、陽が落としてやると意気込んでいたが、結果はご覧の通り……惨敗。
海斗を落とそうとしては陽が落ちる………の繰り返し。
仕舞いには差がつき過ぎて海斗に手が出せなくなり、後ろの方でいつもの様に1人、ゴールへと奮闘している。
「海斗もマリカ上手なんだね」
「あぁ、得意な方だな」
昨日のあの出来事から、海斗は少し丸くなったように感じた。


