そんな空気の中、未だに眠そうな海斗が入ってきた。
「はよ」
「おはよー」
「眠そうだね」
「………」
「なぁ、なんであんなに蓮は不機嫌なんだよ」
入ってすぐに蓮の機嫌の悪さに驚いたんだろう。
何せ部屋中がピリピリとした空気をしているのだ。
「あぁ、由美ちゃんに無視されてショックを受けてるんだよ」
「なるほど………由美、おはよ」
納得したように頷いた海斗は、その視線を私へと向け、眩しいぐらいの笑顔で挨拶をしてくる。
「んーおはよう………海斗も寝不足なんだ?」
「由美もかよ」
あくびをしながら返事をすると、海斗は一瞬キョトンとしたが笑い出した。


