「あ、後1つ……。
さっき海斗は成長してないって、守られてるって言ったけど……それは違う。
守られてるのは当たり前だよ。誰でも誰かに守られて、支えられて生きているんだから。
それに、海斗は過去と向き合えた……これを成長していないとは言わない。
自信持っていいんだよ。
もしも成長してないって思う理由が女嫌いなら訂正して。
誰にでも嫌いな物はある。海斗の場合はそれが女だっただけだから…。
女嫌いは少しづつ直して行こう、ゆっくりでいい。
自分のペースでボチボチね?」
安心してもらえるように微笑みながら諭すように語りかける。
「本当に最高だな………ありがと、今日は話を聞いてもらえてだいぶ気分が軽くなった。
それと今まで悪かったな………嫌味ばっか言って」
「気にしなくていいよ。女の私がいきなり来たら嫌で当然だから」
私でも嫌いな人が大切な居場所に入り込んできたら、拒否してしまうだろうしね。