Light of hope Ⅰ【完】





「行く当てのない俺は、伸ばされた手を取った。



蓮は俺を両親の前に連れて行って、



『コイツを家族にしてくれ』



って頼み込んでくれた。



そんな蓮を見た両親は2つ返事で了承して俺に住む場所も、暮らすためのお金も、学校へ通うための学費も出してくれた。



今の俺があるのは、蓮と蓮の両親のおかげなんだ。



それから蓮が入っていた銀狼に俺も入った。



…………強く…なりたかった。あいつに負けない強い力と精神力…次会った時に堂々と出来るように…。



実際、強くなったんだ。今だってお飾りで幹部をやってる訳じゃない。



だけど、今日あいつと会って………何も出来なかった。



あの頃を思い出して、怖くて………何にも成長してなかったんだなって。



俺はずっと蓮達に守られてたんだ、情けねぇ……」



そう言い終えると、下を向き唇を噛んだ。