Light of hope Ⅰ【完】





「どんなに泣き叫んでも止めてくれない。



絶望しかない日々だった…。



当然、学校なんて行けるわけがない、俺が保護され訴えられたら終わりだからな。



何度も逃げようとして、失敗して殴られる……そんな毎日だった。



だけど、ある日俺に機嫌よく接してきて、こう…言ったんだ。



『お前を買ってくれるところがあるの、だから身体を売りな』



って……



その頃にはそう言う知識もあったから、愕然としたよ。



そんな俺を無理やり連れ出そうとした時に、残っている力を振り絞ってあそこから逃げ出した……。



逃げて逃げて、出会ったのが蓮だった。



あいつは俺の事情も何も聞かずに、



『俺と来い、拾ってやる』



って言ったんだ……」



蓮との出会いを話す時の海斗の瞳には、闇を打ち消すような光が差し込んでいた。



大袈裟かもしれないけど、その時の海斗には蓮が神様みたいに見えたんじゃないかな?



どんな人間でも闇の中、差し込んだ光に手を伸ばさないはずがない。