Light of hope Ⅰ【完】





「俺の母親は……売春婦なんだ。それは俺が生まれる前からだった。



俺は、客の1人との間に生まれてしまった……要らない存在。



本当なら、客との間に出来た俺は生まれるはずがなかった……だけど、あいつは俺を生んだ。



まだ中絶できる時期に気が付いていたのにも関わらず。



何でだと思う?」



急に問いを投げかけられるが、私が答えられることは何もない。



その時そこにいた訳じゃないし、人の過去に憶測の答えを返す気にもなれない。



「さぁ、私は当事者じゃないからね」



自分でも思うが、海斗の暗い過去を聞いてこんな返事をする私は冷めた人間なのだろう。