「とりあえず座ったら?あそこにベンチがあるし」 「………」 促すと無言で頷き歩いて行く。 「お茶飲んで、落ち着きな」 ベンチに座ったのを確認すると、先程買ったばかりのお茶を渡す。 「サンキュ」 素直にお茶を受け取り飲み出した姿を見て、ひと安心し息をつく。 海斗はベンチにお茶の残りを置き、何か言いにくそうに口を開く。 「………あのさ、俺の過去……聞いてくれるか?」 「うん、海斗が良いのなら」 「あぁ………さっきの女は俺の母親だ。俺の女嫌いの元凶……」 海斗はゆっくりと過去を話し出した。