振り下ろされた軽い拳をパシッと受け止める。 「な!?」 驚愕の表情を浮かべる海斗の母親に、追い討ちをかけるように言葉を発する。 「思い通りにならないと暴力?悪いけど、貴方にやられるほど弱くない」 「っーー、離しなさいよ!!」 「ならもう帰って、2度と海斗の前に現れるな」 「クソッ!!」 女は力の差が分かったのか、逃げるように立ち去った。 「ふぅ……大丈夫?」 その姿が消えるまで目で追い、コンビニのある方へと消えたのを見て肩の力を抜く。 そして海斗の様子を確認するために振り返る。