恨めしげに蓮を見上げれば、ぶつけた頭を優しくなでられた。 「眠いんだろ。……膝貸してやるから寝ろ」 いつものお返しみたいな? 「じゃあ、遠慮なく……」 ころりと蓮の膝に横になると思いのほか心地よく、すぐ眠気に襲われた。 「今日も、8時で良いか?」 「ん」 ほぼ意識がない状態で返事をし、意識を手放した。