Light of hope Ⅰ【完】





「では、案内しますね。今日もいつものところでいいですか?」



「はい。お願いします」



朔が返事をすると、店の奥へと歩いていく総に皆がついて行く。



奥に進むと、私たち5人には十分すぎるほど広い部屋があった。



そこに等間隔で並べられた椅子に、皆が座ると総がメニューを用意してくれた。



「ごゆっくり」



お決まりの言葉の後、扉に手をかけた総だったが、何か思い出したような表情で私を見た。



「由美さん。気付いていないと思いますが、懐かしいものがここにありますよ。気が向いたら探してみてください。では、失礼します」



今度こそ部屋から出て行った。



「………懐かしいもの?」



総の言っていた懐かしいものが何のことか分からず、首を傾げる。