Light of hope Ⅰ【完】





「手紙にメール、教科書……それに反応がなかったから、ついに手を出したって感じか」



ぶつぶつ呟きながら確認している朔の姿は、はっきり言って怖い。



「……じゃあ蓮、僕は行ってくるよ」



「あぁ、早く見つけろ」



「分かってるよ、僕も久々に腸煮えくり返ってるから。あ、あと携帯少し借りるね」



「うん」



朔のあまりの豹変ぶりに驚きながらも返事をすると、すぐに屋上を出て行った。



「ゆみりん、ごめんね気がつかなくて………同じクラスだったのに…」



「ううん、言わなかった私が悪い……陽は悪くないよ」



「でも今度から、何かあったら絶対言ってね?」



「うん、ありがとう」



同じクラスに陽がいるのは大きい。



陽がいるだけで相手は手を出せなかったんだから。