「あ、いたよ」
陽の視線の先を見ると、大勢の女子に囲まれた蓮がいた。
今日は一段と数が多いな…。
「……あそこには行きたくない」
「同感だよ。女子ってスカンク並に臭いもん。……あ、ゆみりんは違うよ?寧ろ良い香りがするっ」
うーん。香水も何も付けてないんだけど……シャンプーかな?
「蓮っおまたせー」
陽が女子の壁の外から蓮に話かけると、壁が左右に割れて道が出来た。
道を開けた女子達は蓮と陽を見て、目を輝かせている。
「遅ぇ」
その道を通って蓮の元へと行くと、かなりお怒りのご様子。
「そんなに待った?ごめんね?」
毎回待つのも大変だから、蓮が怒るのも無理もない。


