すると、こんなに食べないとは思っていなかったのか、愕然とした朔。
「え?それだけでいいの?」
「うん、これで十分」
「おい、もっと食べろ……餓死すんぞ」
話に割り込んできた蓮も心配してくれてるんだろうけど…餓死は大袈裟だな。
「餓死はしないだろうけど……身体に悪いよ」
「えー、大丈夫だよ」
食べない日もあるくらいだし、これだけあれば十分足りる。
いつもがいい例だ……まぁそんな事言ったら怒られそうだから言わないけど。
「じゃあ、これだけでも食べて?」
そう言って朔が渡してきたのは、あっさりとした野菜のサンドウィッチ。