海斗に言い返そうと口を開いたが、横から急に腕が伸びてきた。
「………由美、眠いから膝貸せ」
「また?まぁいいけど…」
会話に入らずに寝ていると思ったら、寝心地が悪かったのかいつの間にか目を開けていた。
そんなに気に入ったのか…。まぁ、コンクリートよりはマシだと思うけど。
そんな蓮と私のやり取りを食い入るように見つめる3人。
「え、そんな仲になったの?てか、また?」
「蓮ずるいっ。僕も膝枕やって欲しいよ」
そんな仲ってどんな仲?
「今日、車の中で眠かったみたいだから膝を貸しただけだよ?」
それだけ言い、朝のように蓮の髪をわしゃわしゃと触る。
「ふふっ、気持ち良い……ふさふさ」
そんな光景を皆して呆然と見ていた。


