キーンコーンカーンコーン・・

6月の終わり。

私は早めの誕生日、6月12日を終え、中間テスト期間を迎えた。

いつものように一人、ぼーっとしてるとあっという間に6時間目の授業が終わっていた。

「南川さん、今日、黒板消しやっといてくれない?」

そう言って私を見つめるのは、クラスの女子。黒山 鈴(クロヤマ レイ)

男子に人気な女子らしい。・・以前、2、3回位キューピットの矢を打った人だ。

あんま関わりたくない(ふぅ・・


「・・うん。やっとく。」

「ホント? ありがとうッ、じゃーよろしくねぇ!!」

そう言ってそそくさと私から逃げる、、


私はあまり好まれるタイプではないらしい。