「柚馬~。もうそろそろ起こしてやらな

 いとまずいんじゃないか??」



 前の壁からひょっこり顔を出した

 設楽が言ってきた。



「あ?あー...」



「な?というわけで、俺が社長に言っとく

 からお前は笹野さんをお見送りする!

 これ決定、なっ!」



 あーはいはい。



「え?!あ、それなら私が―...」



「いーっていーって!アイツにまかせろ!」