狼君と、お嬢様♪






「いやだって、そんなの普通ないからね?

 は~いいなあ。私も一度でいいから、

 そんな奇跡みたいなことなってほしい

 な~」



 美月...。



「なるよ!美月なら!!」



「ありがとう!明っ!」



 
 がしっと手をつかみ合うと、斉藤君が

 戻ってきた。




「ぶっ...!何やってんだお前ら?」



「コレはパワーを分けてもらってるの!」