狼君と、お嬢様♪





 
 ひいいいい!

 もう絶対みんなに聞かれてる~!!



 しくしくしく。

 
 
 机に座ったまま、私はズーンと下を

 向いて暗くなる。




 美月は私の耳に、こそっと話す。




「あっ!ご、ごめん!...でもそれって

 ある意味ラッキーじゃん!」



 そ、そうなのかな..../////



「そうだと、いいな...///」