「お前、まだ高校生なのに....あん時、
 
無理やりやっただろ?嫌じゃなかったか?」



「い!.....嫌じゃ....なかった、です」




 え?




 俺は顔を上げた。


 
 嫌じゃ、なかった?
 
 嫌じゃないって言ったよな?



 顔を赤らめて小さく喋る明をますます
 
 愛おしく思えた。