狼君と、お嬢様♪





 教室に、美月と斉藤君が私を見つめる。



「うん....。私の隣の倉田君のところに

 行って来てくれって」



「え?!あの妙なうわさの倉田んちに!?」



 え?妙な噂??



「....うん」


「あちゃ~...。それはドンマイ」


「私達も行きたいんだけど、今日は...

 バイトが..ごめんよ?」


 美月―...。