花火が綺麗に見える川の場所には 人がざわざわしている。 「......」 カランコロンと下駄の音をたてて 手を繋ぎながら歩いている俺達。 「その日、丁度俺が料理作れって言われ てたから、俺は買い物に行ってた」 ここから花火が一番見えやすい。 俺と明は止まって、土手に生えてる草に 座り、再び話し出す。