狼君と、お嬢様♪





 やっと俺らの順番が来て、乗ったって

 言うのに、やっぱり明の元気がない。



 
 わかりやすいな。こいつは。




「どうした?何かあったのか?」




「べ、別になにもない―...「嘘つけ」




 何驚いた顔してんだよ。

 バレバレだっつーの。




「吐け」



 明は「う...」と言葉に詰まった。