「裕司くん…とってもかっこいいわ…早く別れないかしら…」


なんかを呟いた気がしたからもう一回いって?と頼んだけどなんでもないよ、といって教えてくれなかった。


この時、親友と思っていた美嘉の本性を私はまだしらない。


もちろん、このあと美嘉に都合の良いことがあるなんて、知るよしもない。



「ちょうどよくメイクしてあげるわ、こっち来て?」


「ありがとう☆」


美嘉は可愛い感じのパステルカラーを使ったメイクにしてくれた。


美嘉はとてもメイクがうまい。


ナチュラルメイクからギャルギャルなメイクまで、全部うまい。