あたしだけの"特等席"


「お久しぶりです…」


「涼太ね、明日手術なの。」




突然いわれた"手術"という言葉に状況が読み込めない私におばさんは


「今、柚ちゃんの家の前にいるの」

私は受話器を乱暴におき
外に飛び出した。