あたしだけの"特等席"



動きが止まって
意味がわからないというような私達を尻目に
涼ちゃんは冷たくいい放った。



「もう、お前らの仲良しごっこ付き合いたくないんだよね~。
いい加減やめようぜ?子供っぽいんだよ。
柚だって、由紀ちゃん由紀ちゃんっ涼ちゃん涼ちゃんって
いつまでもくっついてうっとーしっつーの。」





予想もしてなかった言葉に
私はただただなにも言えず
涙しか出てこなかった。