朝練に来た私は
グラウンドの真ん中で見覚えのある
とても懐かしく感じる背中を見つけた。



「…りょ…うちゃん…?」

私の声にビクッと背中を震わせ、
ゆっくり振り向いたのは


紛れもない

涼ちゃんだった。