でも由紀ちゃんは

「俺は東峰山にいく。」


東峰山は西峰山の隣の高校だが
スポーツも学力も張り合っている。

いわゆる、敵意識。


「じゃあ由紀とは高校離れるな~」
涼ちゃんは寂しそうに呟く。

一緒にいたかったなぁ…
なんて考えてると由紀ちゃんが察したように、

「まだあと一年いれるだろ?
俺らはいつまでも友達、仲間なんだから。」


と。