「柚が西峰山にいくなら俺も西峰山にいこうかな~」

三人でならんで帰る帰り道
涼ちゃんがポツリと呟いた。

二人とも陸上の成績がいい。


だから、もちろん西峰山からも
声がかかってる。


「ほんとっ?」
「うん。」

高校は離れると思っていたから
高校に入っても一緒にいれることは
嬉しかった。