柚とはじめて出会ったのは
いつだっただろうか…
毎日一緒にいることが当たり前すぎて
そんなことまで忘れてしまった。


柚の部屋を追い出された俺は
いつものように一回に降りて
柚のおばさんに挨拶してから
そんなことをぼんやり考えていた。


上から階段をかけ降りてくる柚の足音…

毎日こうやって一緒に登校するのも
柚のことが好きだから
柚に他の男が寄り付かないようにするため
でも…柚は全く気がついてない

まあこいつの性格上仕方ないのかもしれないが…