「前回の話の続きです!」


「そうねぇ。まず、“甘王”について書かれているけど、これはどう有名な族なの?」


「日本一強くて、有名な族です!」


「それも書いておいてほしいわね。ところで、そんな族を、主人公のいちごちゃんたちは、どうして知っているのかな?」


「えーっと……」


強ければ、それだけで有名なのかなって思ってたけど……。

たしかに私も、強い暴走族の名前なんか知らないや。


「あっ。甘王は族だけど、理由もなく悪さをするわけじゃなくて、弱い者を苦しめるヤツらを、こらしめるんです! カツアゲとか、痴漢とか……。だから、みんなのヒーローなの!」


「それなら、一般的にも知られている理由につながりそうね。具体的なエピソードが入ると、さらにイメージしやすくなるわよ」


「なるほど~!」


「それと、族っていうのは、暴走族のことよね? 中学生はバイクの免許を取れないけど、そんなころに総長だったの?」


「い、言われてみれば……!」


これはいろいろと、直す必要がありそう!