「うんうん、この方がどんどん先に進めるから、楽しく読めると思うわ」


「よかったー♪」


「来夢くん目線の最後の部分も、よくなったわね。未来からの予告のような文を入れなくても、読者をワクワクさせる書き方はできるはずだから、今回みたいに工夫してみてね」


「ありがとうございます!!」


なんだか自信が湧いてきた♪


「ただ……この来夢くん目線、ちょっと短すぎるんじゃないかしら?」


「えっ! そうですか!?」


「視点があまりにもコロコロ変わると、読者が混乱してしまう可能性があるのよ。読んでいて、感情移入しづらいしね」


「そうなんですね!」


「それと、今回はなかったけど、ひとつの作品に大人数の視点が出てくるのも、感情移入しづらくなってしまうから、気をつけて」


たしかに……。

ライバルキャラとかお母さんとか、視点がコロコロ切り替わる作品は、なかなかストーリーに入りこめないんだよね。


まずは、主人公ふたりの目線で、短くなりすぎないように、書き直してみようかな。


コイチゴ、がんばりま~す!