<<直してみたよ★>>

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「誰がナルシスト男だって? そんなに俺にかまってもらいたいのか?」


そう言って、クスリと笑うナルシスト男。


「はぁっ!? 誰がアンタなんかに……!」

「静かに!」


私が否定しようとすると、先生に止められた。

なんで私が怒られなきゃいけないのよぉ~。


「では、甘宮(あまみや)、自己紹介しなさい」

「となり町の第一高校から転校してきた、甘宮来夢(らいむ)です。どうぞよろしく」


フンッ! 気取った話し方しちゃって!


「ちょっと、いちご! あの転校生と知り合いなの!?」


そのとき、うしろの席のくるみが、興味津々な様子で声をかけてきた。


「し、知り合いなんかじゃないよ!」

「えー!? さっき話してたじゃない! うらやましい~」

「うらやましい!?」


ふと周りを見わたすと、教室内の女子はみんな目をキラキラさせて、ナルシスト男に見とれている。


「甘王の元トップなんだよな……スゲ~」


男子の方からは、アイツを敬うような声まで聞こえる。

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