「甘王について、わかりやすくなったわね!」


「わーい♪」


「夢のような憧れ設定は、ケータイ小説ならではの魅力のひとつ。だけど、設定が複雑なほど丁寧に説明しなきゃ、読者には伝わらないってことを、覚えておいてほしいわ」


「たしかに、そうですね~」


「それに、現実ではありえない設定でも、具体的に説明することで、まるで本当のことのように思えて、楽しく読めるのよ」


ふむふむ。

今回みたいに、自分のことに置きかえてイメージすると、おかしいところを発見しやすいのかも。


「暴走族は、“不良チーム”に変えたのね」


「そうなんです! 考えてみたら、物語の中に、バイクに乗って暴走するシーンは出てこなくて……」


「最初に書かれていたことと、中身がちがうと、読者は不思議に思うだろうしね」


「そうなんです。それに、中学生のころって設定は、変えたくなかったから!」


「いいと思うわ。書く前に自分で調べることも、作家にとって、とても大切なことよ。インターネットで調べればわかることも、いっぱいあるからね」


今回も、勉強になりました!

次もがんばるぞ~~!