<<直してみたよ★>>
――――――――――――――――
「いちご、おはよ! ねぇ聞いた? 今日、転校生が来るんだって!」
教室へ行くと、親友のくるみが近づいてきた。
クラスのみんなも、転校生の話題で盛りあがっている。
「うちのクラスに来るの?」
「そうらしいよ! しかも、中学生のころ、甘王のトップだった人らしいよ……!」
「えーー!?」
甘王っていうのは、日本一強い不良チーム。
理由もなく悪さをするわけじゃなくて、弱い者を苦しめるヤツらをこらしめるってことで有名。
前に、クラスの女子が、夜道で変質者に襲われそうになったときも、助けてくれたんだって。
そのとき、担任の先生が教室に入ってきたので、みんなあわてて席に着いた。
「HRを始めるぞー! 今日は、転校生を紹介する。では、入りなさい」
――ガラッ。
扉が開いた瞬間、見覚えのある男の姿が目に入る。
アイツ、今朝下駄箱でぶつかった……!
「ナルシスト男!!」
私は思わず立ちあがり、叫んでしまった。
――――――――――――――――
――――――――――――――――
「いちご、おはよ! ねぇ聞いた? 今日、転校生が来るんだって!」
教室へ行くと、親友のくるみが近づいてきた。
クラスのみんなも、転校生の話題で盛りあがっている。
「うちのクラスに来るの?」
「そうらしいよ! しかも、中学生のころ、甘王のトップだった人らしいよ……!」
「えーー!?」
甘王っていうのは、日本一強い不良チーム。
理由もなく悪さをするわけじゃなくて、弱い者を苦しめるヤツらをこらしめるってことで有名。
前に、クラスの女子が、夜道で変質者に襲われそうになったときも、助けてくれたんだって。
そのとき、担任の先生が教室に入ってきたので、みんなあわてて席に着いた。
「HRを始めるぞー! 今日は、転校生を紹介する。では、入りなさい」
――ガラッ。
扉が開いた瞬間、見覚えのある男の姿が目に入る。
アイツ、今朝下駄箱でぶつかった……!
「ナルシスト男!!」
私は思わず立ちあがり、叫んでしまった。
――――――――――――――――


